「睡眠健康教育」の実践に関する調査結果(中学校編)

「睡眠健康教育」として中学校1~3年生の生徒を対象に、「睡眠」の重要性やメカニズムを伝える内容の「睡眠健康教育」の授業を実施したところ、実施前と実施後を比較すると、小学校調査と同様に睡眠の状態が良くなるとともに、自尊感情や学習意欲が向上し、ストレス反応度や抑うつ度が低下するなど、心の状態の変化が起こりました。

調査・研究の概要

概要

睡眠習慣の確立の重要性を伝える「睡眠健康教育」(授業・保健指導)実施前に、1回目の質問紙調査を行いました。その後、スライド(パワーポイント)およびワークシートを使用した1単位時間(50分間)の「睡眠健康教育」の授業を実施しました。そして、「生活習慣チェックリスト」をもとに生活習慣確立のための目標を設定してもらい、その後2週間にわたる「睡眠日誌(睡眠シート)」を用いた生活臨床の実行後、同様の内容で2回目の質問紙調査を行いました。さらに約2ヶ月間の日常生活を送った後、3回目の質問紙調査を実施しました。

調査項目

「睡眠の質」(主観的睡眠障害度)に関する10項目、 「心身の状態」に関する71項目(自尊感情、学習意欲、ストレス反応度、抑うつ度、不登校傾向) について、3回にわたって中学生を対象に質問紙調査を実施しました。

調査期間

2012年9月~2013年2月

調査対象

公立中学校に在籍している中学1年生~3年生約1,600人

調査・研究の詳細

ここでは概略ですが、小学校調査の結果とともに、現時点での分析結果などを報告します。

(中学校)2015.3HP用睡眠健康教育調査結果
junior_201503_01_1.pdf
PDFファイル 451.2 KB

報告書詳細

2012年度(中学校)睡眠教育報告書
junior_2012_report_001.pdf
PDFファイル 4.1 MB